もともとは、同じような感じで、同じような時間、同じように受験勉強に取り組んでいるのに、どうしてこうも成績に差がでるのかという疑問がはじまりでした。
もちろん、個人の能力差であったり、集中力の差であったり、教材の差であったり、様々な要因があるでしょう。まあそういうこともあり、「効率的に成績を上げる勉強法」みたいなのを求め始めるわけです。
目次
時間以外の要因について
能力差
これは確かにあります。「立体でも見たら一瞬で把握する」ってお子様いらっしゃいますよね。でも、そんなにいます?しかも、合格っていうものを第一に考えた場合、その単一的な能力がそれほどまでに影響するものではないのかなと。もちろんいますよ、全科目対応型の天才的なお子様。年に数人ぐらい???。でも、合格者数は200とか400とかですしね。
集中力の差
これは以下の記事の通り。全時間帯において全力で集中力を発揮するとか無理です。全速力で42.195キロのフルマラソン走れと言っている感じ。しかも、10歳ちょっとのお子様。深く集中できるお子様は短時間しか持ちませんし、持続的に集中するお子様は前者より浅くなります。
教材の差
基本的にはどれをやってもあんまり大差はありません。しいていうのであれば、その教材を扱う人によります。そもそも、それをやることにより間違いなく合格する教材ややれば不合格になる教材などないことは明白でしょう。「どれをやるかより、誰がフォローして、どのようにやるかの方がはるかに大切」というお話です。
質と量の関係性についての図
細かいことを言えば、色々ととりあえずあれこれ言ってても仕方ないので、時間と学力についてだけ考えることにしました。で、できた図がこれ。
縦軸・横軸に加え、角度にも意味があります。
上記図の端的な意味
簡単にいうと、方向性間違ってたら、成績は上がりにくく、質は量でカバーできるということになります。
東へ進んだ距離のみに意味があるときに、南や北に向いてすすんでも意味ありませんしと。ましてや西へ進むとマイナス評価になります。ただ、ずっと西へ進んでいくと、地球は丸いのでいつか目的地に到着したりします。そういう意味では、南や北に変に進むより、西に進むのもアリかもしれませんね。
上記の図のそれぞれのパターンの解説
パターンA
情報収集を行い、十分に検討した結果、塾も講座も教材も最適なものを選択。満を持して、受験勉強開始するも、不合格。言い方を変えると、完璧だと思える環境づくりに終始したため、時間が不足。
パターンB
早めに大手塾へ行き始め、書いて学習も欠かさずコツコツと行い、無事に合格。
パターンC
大手塾に加えて、個別もてんこもあり。かけた費用もスケジュールも限界まで。なのに、成績はイマイチで、結果はやはり不合格。
当塾の目指すパターンと上記3パターンの簡単な分析
パターンAの分析
質はほぼ完璧、量が不足、もう少し時間があれば合格していたと思われます。
パターンBの分析
質はそこそこ、量は多め、時間については問題なし
パターンCの分析
質が不足、量は過剰、時間があれば合格に届かなくはないが、これ以上時間をかけることに現実味がない。
学習量に関して(円に注目)
C>B>クリエートベース>A
学力に関して(縦軸に注目)
クリエートベース>B>A>C
当塾のシステム
Aほどの質の高さはないものの、Bよりも少ない学習量で、B以上の結果を出すことを狙ったものになります。
最後、さまざまな観点からの考察ですね。かなり簡略化しているため、データのフィッティング的なところもあると思われますので、重要なところだけ。
やはり時間が最重要
上記図の矢印。水平でない限り、どういう形であれ、必ず合格ラインにまで届きます。
よほどのケースじゃないかぎり、水平やそれに近い形なんてありえないので、時間さえあれば、誰であっても合格ラインにまではいけることになりますね。
やはり時間という概念がいかに重要であるかわかってもらえると思います。
時間とは「自ら受験勉強に取り組んだ時間」
上記の時間というのは「自ら勉強に取り組んだ時間」でしょう。「自らができないところをできるようになるために、あらゆる手段を尽くした時間」であるはずです。
難しい問題だからと、ボーッとをながめている時間はそれに該当しませんし、できる問題ばかりやっている時間もそれに該当しないでしょう。ましてや、講師が目の前で問題を解いているのを見ているのを聞いているだけというのも該当しません。
考えてできるのは、自らに武器が揃っている状態のときだけかと。中学入試に思考力が必要であっても、創造力は必要ありません。積み上げが創造につながるのです(↓の記事とか参考にしてください。)
なので、難しい問題をとにかくやればいいわけでもなく、できる問題をやればいいわけでもないのです。
時間があるということの優位性
よく「中学受験の勉強はいつからはじめたらいいですか?」という質問がありますね。そんなもの早くから始めた方が有利に決まっています。
最難関と言われる中学は、その世代にIQ200オーバーの天才が定員の数だけ存在したら、もはや凡人は入学できないといった現象が発生するのです。現実的にそのようなことはあり得ませんが、違う意味でその領域に入りつつあるように思われます。
何より失敗できる回数が増える
失敗というよりは、最適なものを選ばなくても、結果に影響がでないと言った方が正確でしょうね。くわえて、「最適なものを選ばなければならない」というプレッシャーからも解放されます。ちなみに、「最適であるかどうか」というのは結果論でしかありません。つまり、「最適なものを選ぶ」というのは不可能なのです。
1回しかやる時間がない中で問題集をやるよりも、適当であれ3回やる時間があった方がいいでしょうし、
取り組む内容も「これ必要なかったかもなー」ということでも、「とりあえずやってみようか」と取り組むこともできますね。
やった結果「必要なかったかもね」と思うことと、やらずに「必要なかったはず」と思うことって、全然違うんですよね。
時間は精神的余裕をつくり出す
以上のように、時間は精神的余裕も与えてくれます。そうすると、成功に近づきますね。
当塾が目標としているカリキュラム
端的に5年時に未修分野を終え、6年は過去問演習です。↓の記事のような感じですね。
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