↑のつづきを。
では、普段の勉強はどうしたらいいの?というお話を。
普段の勉強で学ぶべき糸口
正解した問題
自力で解けた問題に関してはもういいんだろうと思います。貪欲に別解をという考えもありますが、解けた問題にそこまで情熱を注ぐぐらいなら、新しい問題に取り組む方が効率的かと。
「問題を解けたらいいよね」というスタンスである以上、できた問題にどうこういう必要もないですし。もし仮に過程に欠陥があったとしても、他の問題をやる際にそれは露呈します。
間違えた問題
これ重要です。世間では「間違えた原因をしっかりと分析して」と言われますね。言うのは簡単、やるのは大変みたいな笑。
少なくとも「使いこなせる」状態になるというのは、他の問題にも適用できるようになっているということです。初見の問題に、その解法を使う糸口はどこだったのかというのをまず認識しようねというお話。ほとんどの場合、問題文中に糸口はあります。講師も含めて、問題読めてないというか読んでない人多すぎ笑。ほんと読んでない人、ビビるほど読んでない。このあたりが早期教育なり時間制限の弊害でしょうね。
本番で選択すべき糸口
で、本番どうするの?と。誤解をおそれずにいうと、解法の選択についても、下記記事と同様ギャンブル的な要素はあります。だから、算数はこれだけの点差が開き、これだけ重視されるのでしょうね。
実際のところ、残り時間と残りの問題数によります。
残り時間があまりないのに、時間オーバーになることがわかっていて、1を選択とかありえません。基本的に、当塾でも3があればサラッとは解説しますけど、汎用性がないと思っているので、重視もしておりません。そこそこ汎用性もある2が一番いいよねって感じのスタンスです。
実際のところ、3のみでしか対応できないのって、最難関で出題されるごく一部の問題と算数オリンピックとあとおそらく出題ミスだろうといったエラーのような問題ぐらいです。しかも、正答率1%未満笑。もちろん、合否に影響する問題ではありません。
手数が増えるほど悩みは増える
勉強が進むにつれて、解法=手数は増えていきます。その代わりに、「どれを選択するのが最適か」という悩みは増えていきます。あれこれ手をだしてみて、時間オーバーなんてこともよくあるわけで。逆に一つの解法に固執し、解けないといったケースも。
このあたりが、学力が上がったが故に成績が一時的にさがってしまったという珍現象の要因かと。もう潔く「オレはこの解法ですべてを押し切る!!無理ならもういい。」というような潔さがある方が得点はでたりします。
どの段階で違う解法に切り替えるかというのは、最大のポイントとなるでしょう。
この切り替えタイミングを学ぶのが、実際に時間を測って行われる過去問演習であり、模試であるわけで。以上のことからすると、当然にその直しは、普段の講座の宿題等に対する「こうしたらできたよね?」的な短絡的なものであっていいというわけではないでしょう。