「図をかく」ということ

教室において、「図をかけ」という指示は頻繁に出します。

図を書かずに質問に来ても、追い返されるケースも多々あります。

あまりに「図をかけ」と言いすぎて、「図をかけ」としか言わない講師とか言われたらどうしようと、日々不安で眠れません(嘘です)

図を書いても書かなくても、正解したときの点数はかわりません。

「だったら、図を書くなんて余計なことしなくていいじゃないか!!」

いやいや笑。図を要求するのは、単純に書いた方が解けそうだからです。

極端な話、正確な図さえかければ、解けたも同然かと。なぜかみんな大嫌いな速さの問題。正確な図を書くだけのような気がするのですが・・・

理科の化学反応の分野においても、反応式を書かないお子様は多いですね。

どうしてなんでしょうね?

図を書かない理由

どんな図を書いたらいいかわからない

これはごめんなさいって感じです。「どんな図を書いたらいいかわかりません」と質問に来てください。

めんどくさい

これはしりません。

実はお絵描きをしたい

これもしりません。問題文中の太郎くんをイケメンにするのはやめて、棒人間にしましょうね。

理想を求めすぎている

はじめから完璧な図を書こうとして、書くに書けないという状態です。「失敗するのがこわい」とか「はじめから美しいものしか許せない」完璧主義なのか。とりあえず、紙はケチらず使ってもらって大丈夫です。どんどん書きましょう。

図を書くことによるメリット

実際のところ、図を書くことのよって得られるメリットとデメリットは以下のとおり。

メリット

情報の一元化。つまり図だけをみて考えられる状態にしようねと。

条件把握のために、問題文を読み返すのは面倒ですよね?

図形大好きな男の子たち。図をかくと、その嫌いな文章題、図形の問題になりかわります笑

デメリット

もうこれは時間がかかるという点に尽きます。あとは強いて上げれば、脳への負荷が下がることにより成長のチャンスが・・・といったのもあるかもですが、今回はどうでもいいですね。

「早く宿題しないといけない」とか「テストで時間が足りない」っていう時に、「図なんて書いてられないよ!!」ってなります。当然のことかと思います。

デメリットの解消法

普段から図を書く練習をして、図を書くのにかかる時間を減らすのです。

初めから正確で美しい図を書けるわけありません。何回も書き直すことで、どんどん洗練されていくのです。

その練習はテストではなく、普段からやってくださいねというお話です。

最終形態としては、図を書かない状態になれるかもしれません。それは、単純にそれまで図を書き続けたことにより、図が頭の中に浮かぶ状態になっているからでしょう。

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