この記事は、クリエートベース代表が直接執筆しています。一般論ではなく、実際の運営経験に基づく内容です。
塾への問い合わせ、なぜ腰が重くなるのか
「聞いてみたいことはある。でも、問い合わせするとすぐ営業されそうで…」
そういう気持ちになったことはないでしょうか。
実際、多くの保護者が塾への相談を後回しにする理由のひとつが、これです。聞きたいのに、聞くことで何かに巻き込まれそうな気がする。あるいは、忙しい時間を割いて電話したのに、的外れな返答が返ってくることへの疲弊感。
クリエートベースでは、この問題に対し、代表AIによる直答ページ(「クリエートベース代表に聞く」)を設けています。なぜ人間のスタッフではなく、AIが答える仕組みにしたのか。その理由を、この記事で正直にお伝えします。
原因を整理する
相談内容が「画一的」になるのは、構造的に決まっている
保護者の方が塾に相談する内容を集めると、驚くほど重複します。
SNSを見ていても、同じ投稿が延々と流れてきます。「うちの子だけでしょうか」と不安そうに書いているが、全く同じ内容が何百件も並んでいる。正直、うんざりするほどです。
「うちの子、算数が全然伸びないんですが…」
「宿題が多すぎてこなせません」
「塾に通っているのに成績が上がらない」
「灘中を目指しているが何から始めれば」
これらは、保護者の個人的な悩みに見えます。しかし実際には、中学受験の構造から必然的に発生する疑問です。同じ問いが繰り返されるのは、同じ構造的欠陥が存在しているからです。
「なぜ宿題が多すぎるのか」は、クリエートベースが独自の演習システムを作った理由とも深く関わっています。量を課すことで指導している「感」を出す業界構造が、画一的な悩みを量産しているのです。
Point
同じ相談が繰り返されるのは、保護者の勉強不足ではありません。業界の構造が、同じ疑問を生み出し続けているのです。
本論
「親切丁寧な対応」はマッチポンプである
では、塾はどう対応しているか。多くの場合、「丁寧なヒアリング」と「個別面談」で応えようとします。
一見、誠実な姿勢に見えます。しかしよく考えてみてください。
構造的欠陥によって発生した疑問に対して、「親切丁寧に対応しています」とアピールすることは、自ら問題を生み出しておいて、その対応を誠実さとして売り込む行為です。これは、マッチポンプと呼ぶべきでしょう。
本当に誠実な対応とは何か。それは、構造的欠陥そのものを修復することです。画一的な疑問が繰り返されるなら、その疑問が生まれないような教育設計にすること。あるいは、少なくともその疑問に対して何度でも正確に答えられる仕組みを作ること。
AIにしたのは、コスト削減ではない
クリエートベースが代表AIを設けたのは、「人件費を削りたいから」ではありません。
同じ内容を何度も話すことに、時間を使うべきではないという判断です。相談している保護者にとってはもちろん初めての問いです。だからこそ、丁寧に、正確に、何度でも答えられる仕組みの方が、むしろ誠実だと考えています。
人間が毎回話すことで生まれる「ゆらぎ」(説明の抜け漏れ・体調・その日の時間的余裕)を排除し、常に同じ水準で答えられる体制。それが、AIを選んだ理由です。
Warning
「AIより人間の方が温かい」という意見もあります。ただし、答えの質・正確さ・一貫性において人間が優れているとは限りません。特に、営業目的が混在する場面では。
「AIへの信頼」に不安を感じる方もいるかもしれません。ただ、このAIはクリエートベース代表によって専用にチューニングされています。さらに、回答の質に不備があれば、代表が数分以内に修正を加えることができます。システムを自社で開発・運用しているからこそ、外部の業者を挟まずその場で対応できる。これは、代表が技術と教育の両方を兼ねているクリエートベースだからこそ実現できることです。チューニングは何段階も重ねることができ、使われるほど精度が上がる設計になっています。なお、現在無料で利用できるのは、チューニングの初期段階にあたるものだからです。より深い相談・詳細な分析は、段階が上がった有料対応として提供しています。
教育に営業は、本来必要ではない
これはクリエートベースの根本的な考え方ですが、教育においては、営業行為そのものが不要なはずです。
正しい情報を正確に届け、その人のお子さんに合うかどうかを判断してもらえれば十分です。AIが答えようが、ブログが答えようが、代表が直接答えようが、問題が解決されればそれでいい。
「相談してくれた人を入塾につなげる」という目的が先にある場合、どうしても情報が歪みます。都合の悪いことは言わなくなり、相手が聞きたいことを優先して話すようになる。中学受験の情報が多すぎて迷う方へでも触れていますが、情報の出し手に利益動機がある場合、その情報の精度は構造的に下がります。
限界を示す
AIが答えられないこと、答えるべきでないこと
もちろん、すべてをAIで解決できるわけではありません。
お子さんの現状を詳しく分析し、具体的な学習方針を立てることは、個別の情報が必要です。また、教育虐待に近い状況や、家庭内の複雑な事情を抱えているケースは、AIが踏み込むべきではない領域があります。
そのため、クリエートベースでは、AIでの回答は「画一的な疑問への対応」に留め、より深い内容については個別相談(有料)へ誘導する設計にしています。答えすぎず、かつ必要な情報は確実に届ける。このバランスが、現在も調整中です。
整理すると
- 画一的な疑問 → AIが正確に・何度でも答える
- 個別の深い相談 → 有料の個別相談へ
- 入塾の意思決定 → 体験授業で実際を確認してもらう
これは、クリエートベースが演習システムを独自開発した発想と同じです。「講師の善意」に頼るのではなく、構造として問題を解決する。相談対応も、同じ哲学で設計しています。
まとめ
誠実さとは、構造を直すことである
クリエートベースが代表AIを設けた理由は、以下の3点です。
画一的な疑問は構造的に発生するものであり、同じ内容を毎回人間が話すことは時間の無駄であるため
「親切丁寧に対応する」という姿勢は、構造的欠陥から目を逸らすマッチポンプになりうるため
教育においては、問題が解決されることが目的であり、AIが答えようが人が答えようが関係ないため
「塾らしくない」と感じる方もいるかもしれません。ただ、塾らしい対応が必ずしも誠実な対応ではないことも、またお子さんのためになるとも限りません。
構造の問題は、構造で解決する。それがクリエートベースの一貫した姿勢です。
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