こんなこと書くと、国語科から怒られそうなのですが・・・一応体験記みたない感じで。
理系科目得意人間によくある話で、算数と理科(暗記分野除く)はいくらでも勉強するし、いくらでも教えられます。そういう環境なので、子供たちもよくできるようになります。しかも、関西では社会は不要。そうなると、あとは国語だけ制圧すれば頂天にいけるよねと。
目次
国語って・・・
ほとんどの問題で「次の問題文を読んで後の問いに答えなさい」って最初に書いてあります。だから、「日本語を読んで、答えるだけでしょ?」って。問題文が日本語である以上、困るわけはないのです。
論理的思考ができないわけもなく、楽勝案件かと思いきや、うまくいきません。
原因
個人的なお話
個人的に一番困ったのが、「どの選択肢であろうが、どういう内容の記述であろうが、正解にできてしまう」という思考回路。屁理屈とも言いますが、本人たちは至って真面目にやってます。
一般的には「考えすぎ」と言われるもので。「特にその事情についての記載がない場合は、一般的な事情を基礎とする」という原則がわかっていても、何をどうしても「考えすぎ」に至ります。
解答例みて、「はい?こんなんでいいの?」っていうことも多々。どこまで何を書いたらいいのかわからず。
そこで持ち出すのが、「思考のダウングレード」。アップグレードより困難だったりします。
一般的と思われるお話
ここからは一般的にそうかなというお話。
解き方が不明確
それなりな解き方はあれど、問題文が異なるのですから、抽象論にとどまります。なので、画一的処理ができるものもなく。
記述が正確に評価できない
算数や理科の「解答」とは違い、国語の記述に関しては「解答例」という表記になっております。文字どおりあくまで「例」であるため、別解が認められることになります。どこまでが別解として許容されるかというのが、判断が一般的には困難であるのは当然かと思われます。
復習が困難
上記のように、選択問題は答えを暗記してしまいますし、記述問題は上記のとおり正確な評価ができなません。算数のような「解き直し」という形の復習もやりにくい。
そもそも勉強量が不足
関西ではどういうわけか、算数に多くの時間を割くことになります。国語ってそれに比べて費やす時間すくないんですよね。うちの例でも、国:算:理=2:5:3ぐらいの雰囲気だったような。
「算数に費やす時間を国語に費やすことができたら、国語の成績はどうなるか」
このことはいつも構想としてはあるものの、実践するには至りません。ただ、基本的に算数と同じ割合の配点があるにもかかわらず、勉強量が不足している時点で、算数のような得点にならないのは当然のことです。
国語の指導に関して
上記のように私自身、国語を指導するつもりはなかったので、色々な本やネットで情報収集してみました。
明確な解き方がない科目であるせいか、ネット上だけでも数多くの見解があります。色々読んでみた結果ですが、個人的には「ネット上に最も講師数は多いけれども、きっちりとした指導ができる講師が最も少ない科目」だと思っています。
意味不明な指導
大人が喜びそうなことを書きましょう
「そんなアホな!」って感じなのですが、どういうわけかこういうこと言う人多いんですよね。そりゃ、「大人が発狂しそうなことを書く」のはいけませんが、もうちょっと他に言い方ないものかなと。具体性欠落でアウト。
「読み方」と称して、個人的感想を話しつづける
これも多いんですよ。読み方と称して、文章の説明をし始めるケース。延々と続きます。「あなたの見解ですよね」で終わりです。国語の解答って、感想文ではないですからね。個人的見解など不要どころか邪魔です。
語彙力不足が全ての原因と指摘
問題によっては、その語句自体に意味を聞いているものもあるので、それについてはその通りでしょう。しかし、英語の文章だって、わからない単語があっても、適当に推測して読むわけですよ。一概に「語彙力がないから国語できない」としてしまうのも誤りです。
内容をある程度知っているべきであるとの主張
一般的に文章がどのように展開されていくか、知識としてあると有利であるという主張ですよね。段々めんどくさくなってきましたね。どう考えても本質的ではないですよね。
まとめ
結局のところ、上記のようなものを採用するなんてとんでもないし、その他の見解も、個人的には納得がいかなかったし、いってないないんですよね。ただただ、「国語の問題を解く」ということの本質は何なのかとずっと考えてました。
国語の解き方という概念
算数等とは違い、問題文を読むのに時間を要する国語においては、各生徒がバラバラの問題を行うという演習形式で対応することは難しかったのは事実です。それを解決するには、国語を処理するには、「読み方」ではなく、「解き方」という概念が不可欠でした。
それでも、無事に現在、国語に関して、各生徒が異なる問題をやっていても、演習形式を行うことができているので、そういうことなのでしょう。
そういうわけでできた講座がこれ。
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