目次
まずはじめに
各先生方がされている個別指導に対する批判とかそういうものでは全くありません。おそらくですが、以下のようなものが原因で、個別指導の運営に影響を与えている部分もあるのかなと思ったので書いてます。
参考になればうれしいですし、「何いってんだ、このアホ?」っていうのであれば、そのまま気にせず笑っててもらえればと思います
個別指導ってありますよね。文字通り生徒1に対して講師1人で個別に指導するのでしょう。大体、1時間1万円ぐらいから3万円ぐらいです。なんか4万円とかいうのもありますが、大半は1時間1万円台かと。
ところで、個別指導の内容って何なんでしょうね。保護者のときからずっと不思議には思っていたのですが、支払う金額にかわりがあるわけではなかったので、あまり気にしないようにはしていたのです。一応、以下に述べることが、当塾が完全個別指導に対して消極的な理由でもあったりします。
個別の内容
個別指導で何をするかというのは重要ですよね。科目や分野等の具体的内容はさておき、今回はざっくり以下のようにわけてみます。主語はお子様です。
・解説をきく時間
・問題をとく時間
1時間のうちで、上記二つがどれぐらいの割合を占めているかは、個別指導によってそれぞれでしょう。
個別の内容と対価に対するそれぞれの立場からの視点
保護者側からの視点
おそらく「解説に対して対価を支払っている」という認識の方が多いのかと思われます。そうすると、「生徒が問題やっている時間=講師は何もしていない」という認識になるのでしょう。
講師側からの視点
生徒が問題を解いていようが、講師が解説してようが、「自らが時間的に拘束されている」ことを理由に対価を請求することになります。この考え方が全く悪いわけではなく。
具体的に時給換算するとどうなるか
個別を主体にしているところだと、以前書いたとおり、1時間1万円で、下みたいな感じの財政状態になると予想されます。
費用面における認識の差
たとえば、個別中に問題を解く時間があったとしましょう。1時間10,000円の個別で、問題を20分解いているとすると、保護者側の観点からすると、実質的な時給は15,000円と言う認識に。30分解いていると、実質的な時給は20,000円という認識になりますね。
もちろん、マージンが発生して、支払う側と受取る側の額が違うことについては、また別の機会に。
以上のように、おそらく講師側と保護者側に認識の差は多かれ少なかれあるのでしょう。
認識の差を埋める方法
「支払った分だけ教えてもらえた」という状況ができればいいのです。それは問題数でもなければ、時間でもなく、もちろん結果でもなく。とはいうものの、実際に学力が向上するのも、点数があがるのも、お子様ですし、教えたら教えて分だけ向上するわけでもないので、上記のものを明確に定義するのもなかなか困難。
問題を解いている時の講師の役割
「生徒が問題を解いている間も、解いている様子や目の動きを見ています」。大体、この話がでてきますよね。別に否定してません。それも含めての料金ならそれはそれでいいと思います。
問題を解く時間と解説の完全分離
事前にどの問題を扱うかを決定し、事前に提出することにより採点し、どうしても正解に辿り着けない問題だけ個別指導の時間中に解説するというスタンスをとれば、保護者的視点と講師的視点は一致しますね。現実的に完全分離はなかなか難しいですけど。
成長は、できない問題ができるようになる時にこそ生じます。わからない問題の解説を聞いてるだけではなく、たとえヒントをもらいながらでも自分で解いたという形は必要になるのでしょう。
当塾のスタンスについて
以上のように何に対する対価であるかということを明確にするのを重要視しているため、当塾では完全な個別指導というのは、あまりやっておりません。
演習が1日10,000円、個別を設定するとしても、1時間あたりの料金がそれを下回ることはありません。
「あまりやっていない」というのは、たまーにやっていたりするのでこういう表現になるのですが、基本的にはやっていません。それは、「1時間の個別指導受けるなら、5時間の演習の方がよくないですか?」という感じだからです。
まあ、どうしてもと言われればやりますけどね笑
結局のところ、合格保証契約でもないかぎり、委任契約であることからして、信頼関係の有無に帰属するのですが、信頼関係って具体的になに?という話になってしまいます笑
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