「どの講師がいいですか?」という問いは、「どの塾がいいですか?」と同じくらい難しい問いです。
塾講師は資格が不要な職種です。名乗れば講師になれます。だからこそ、品質のばらつきが大きい。
経営者にも「いい講師」は事前にわからない
クリエートベースを運営する立場として正直に言います。「この先生は絶対にいい」と言い切れる確信を持てることは、ほとんどありません。
なぜなら、個別指導の授業は密室に近い環境で行われます。先生と子どもが1対1のとき、何が起きているかを外から正確に把握することは難しい。授業の質は「結果」でしか測れない部分が大きいのです。
「いい先生を紹介します」という塾には要注意
保護者にお薦めするということは、その責任を負うということです。「絶対にいい先生」と自信を持って言い切れる人は、よほどの確認をしているはずです。根拠なく「いい先生ですよ」と言う塾には、その責任意識を疑う必要があります。
「余裕があるかどうか」が唯一の確実な指標
事前に判断できることは少ない中で、一つだけ確実な指標があります。
余裕のない講師は、子どもの状態を見る余裕がありません。「教え切らなければ」という焦りから、一方的に話し続けます。講師が話し続ける授業が成績を下げる理由はここにあります。
余裕のある講師は、子どもが考えている間、黙って待てます。「今、何でつまずいているか」を観察する時間を持てます。必要な一言だけを伝え、あとは子どもに委ねます。
「選択肢が多い」こと自体が判断を難しくする
選択肢が3つなら選ぶのは簡単です。24種類のジャムより3種類のジャムの方が売れる——これは選択のパラドックスとして知られている現象です。
個別指導塾の講師も同様で、選択肢が多すぎると判断が難しくなります。結局、見た目や雰囲気・料金・口コミで選ぶことになりますが、これらは授業の本質的な質を反映していないことが多い。
塾選びで失敗しないための基準でも指摘している通り、体験授業で実際の指導を確認することが、事前にできる最善の判断方法です。情報収集だけで判断しようとするのは、限界があります。
今の塾・講師が合っているか確認してください。
「いい講師かどうか」は事前に完全には判断できません。ただし「余裕があるか」という一点と、体験授業での子どもの様子が、最も信頼できる判断材料です。
大阪梅田を拠点に、灘中をはじめとする難関中学への合格を目指す方は、まず現状の整理から始めてください。









