受験まで残り1ヶ月を切ると、親御さんの不安は急激に高まります。「何かしなければ」という焦りから、かえって逆効果な行動を取ってしまうケースは少なくありません。
直前期に親ができる最善は「特別なことをする」のではなく、「子どもの邪魔をしない」ことです。
直前期の親のNG行動3つ
NG① 「平常心」と繰り返す
「平常心でいこう」と何度も言うことは、直前期であることを強調する行為です。子どもは「そんなに言うということは、それだけ重大な局面なのか」と余計に緊張します。言葉で平常心を促すほど、平常心は遠ざかります。
NG② 新しい情報・教材を与える
「この問題集が直前期に効果的らしい」とネットで見た情報を持ち込むのは逆効果です。直前期は新しいことを始める時期ではなく、これまでの積み上げを固める時期です。やったことのない問題形式に直前で当たると、自信を失うリスクがあります。
NG③ 親同士の情報収集を子どもの前でする
「○○さんの子はこんなことをしているらしい」という比較情報は、子どもに聞かせると混乱を招きます。他の受験生の動向は関係ありません。子どもは自分のペースで仕上げの時期を過ごすべきです。
直前期に親がすべきこと
直前期に親がすべきことは、実はシンプルです。
勉強の中身については、塾と子ども自身に任せてください。家庭・塾・学校の役割分担が明確になっているほど、子どもは余計な混乱なく仕上げに集中できます。
「勉強していない姿を見ると不安になる」という気持ちはわかります。ただし、直前期に必要なのは詰め込みではなく、これまでの学習を定着させる時間です。適度な休息は学力の回復につながります。
休むことで「本来の力」が出る
「休ませたら成績が上がった」という経験をお持ちのご家庭は多いです。正確には成績が上がったのではなく、疲れが取れて本来の実力が出るようになったということです。直前期は積み上げた力を発揮する状態を作ることが最優先です。
「どうしたいか」は子ども本人に聞く
直前期に何をすべきか迷ったときの最善策は、子ども本人に聞くことです。
「今日は何をしたい?」「不安なところはある?」と聞いてみてください。子どもは自分の状態を一番よく知っています。ネットの情報や他の保護者の経験談よりも、目の前の子どもの言葉の方が正確です。
70%出力でコンスタントに合格するという考え方が示す通り、直前期に出力を上げすぎることは逆効果です。子どもが「やりたい」と思えるペースを維持することが、本番で力を出す条件です。
直前期より前に、現状の整理を。
直前期に親ができることは多くありません。特別なことをしようとするより、子どもが普段通りの力を発揮できる環境を整えることに集中してください。
大阪梅田を拠点に、灘中をはじめとする難関中学への合格を目指す方は、まず現状の整理から始めてください。









