受験直前期になると、情報が溢れます。「直前期にやるべき勉強法」「体調管理のコツ」「メンタルの整え方」——検索すれば無数の記事が出てきます。
しかし、これらの情報のほとんどは「一般論」です。目の前の子どもに当てはまるとは限りません。
最も正確な情報源は、子ども本人です。
「正しい情報」が「正しい行動」にならない理由
「体調管理をしましょう」という情報は正しいです。しかし、具体的に何をすればいいのか、その子どもの状態に何が必要かは、その情報には書いてありません。
情報を受け取った親御さんは「やらなければならない」という義務感を感じます。それができなかった場合には「しなかったことがマイナスになったらどうしよう」という不安に変わります。情報収集が焦りと不安を増幅させることがあります。
具体性のない解決策は害悪になる
「睡眠を十分に取りましょう」「栄養バランスを考えましょう」という情報は正しいが具体性がありません。何時間寝ればいいのか、何を食べればいいのかは子どもの状態によって違います。具体性のないアドバイスに振り回されると、かえってエネルギーを消耗します。
「どうしたい?」と聞くだけでいい
直前期に迷ったときのアクションはシンプルです。子ども本人に聞いてください。
子どもは自分の状態を一番よく知っています。疲れているかどうか、不安なのかどうか、何が足りないと感じているか——これらは本人にしかわかりません。
本人の答えに基づいて行動することで、「あれをやらなかったからダメだったかもしれない」という後悔の可能性を最小化できます。本人が「休みたい」と言ったなら休ませる。「この分野が不安」と言ったなら、その分野に集中する。シンプルです。
子どもは大人をよく見ている
演習スタイルで学んできた子どもは、自分の状態を言語化する力がついています。「この分野が心配なのでプリントをください」「もう少しいい方法はないですか」と自分から言える子どもは、直前期に自分で状態管理ができます。それは長い演習の積み上げが育てたものです。
子どもを交えた三者面談という仕組みも、同じ考え方に基づいています。子どもを「決定の当事者」として扱うことで、主体的に受験に向き合う姿勢が育まれます。
まず現状を整理することから始めてください。
情報収集に時間とエネルギーを使うより、子ども本人に「どうしたい?」と聞く方が、ずっと正確で役に立ちます。当事者の声が最善の情報源です。
大阪梅田を拠点に、灘中をはじめとする難関中学への合格を目指す方は、まず現状の整理から始めてください。









