合格確実と言われるお子様を担当するということ

塾関係者が、営業の一環なのか、不特定多数もしくは特定の塾のこと罵っていることってありますよね。特に大手塾の言われようとか見てると、超かわいそうだなと思ったり笑(他人事なので、笑っておきます)

うちの場合、長男くんは6年になってから大手塾へ行きました。実際、合格できたということありますが、感謝してます。もちろん「ここあまくね?」みたいな部分は当然ありますが、それでも感謝してます。

で、罵倒している中でよくある主張が、

「合格するに決まっている能力の高い子ばかりが合格していっているだけ。実績でも何でもない。」と。まあ、「自分もそのお子様を見させてくれたら、通せた」と言いたいのでしょうね。

実績については、以下参照。

さて、

「合格するに決まっている能力の高い子ばかりが合格していっているだけ。実績でも何でもない。」という主張。

実際のところ、どうなんでしょうね?少し真面目に見ていきましょう。

合格するに決まっているお子様とは

決して「合格することが確定しているお子様」ではありません。「ほぼ間違いなく合格すると思われるお子様」でしょう。いますよね、そういうお子様。全科目そこそこできる上に、得意科目が爆発的できるみたいな。

その子って、どこで学力つけたの?

少なくとも生まれながらにして学力があったということはないでしょう。それなりの努力をして、そのレベルにまで来られているわけです。塾とは別に家庭でのフォローが多大であったとしても、少なくとも通ってもいない塾で学力がつくことなんてありませんよね。

そういうご家庭に選んでもらえるのも講師の能力のうち

これだけ情報の伝達が発達しているのです。ネットだけにとどまらず、保護者間のネットワークとか。しかも、優秀なお子様のいらっしゃるご家庭って、それなりに情報収集されてます。熱心ですからね。なので、それほどまでに実力がある講師なら、きっと見つけて選んでくださるんですよね。

そういう子たちを見るリスク笑

みんなが合格すると信じているお子様。本番で万が一のことがあった場合は、悲惨です。

「鉄板○○くんを落とした講師」というレッテルを貼られる恐れがあります。真面目にリスクありまくり笑。でも、「試験はみずものだから」という言い訳で逃れているけれど、実際いますからね、そういう成績を下げる講師。

まとめ

「合格するに決まっている能力の高い子ばかりが合格していっているだけ。実績でも何でもない。」という主張は、間違いということで。こんなに長々と書かなくてもわかりますよね。

「じゃあ、教える立場になればいいじゃん」

これだけです。

とりあえず、「偏差値30からの最難関合格」とか、よその塾や講師の悪口ばっかり言ってないで、まずは取りこぼしがないようにキッチリと仕上げていくことがすべてです。

講師もお子様も、まずは「当たり前のことを当たり前に、目の前のことをきっちりとやり続ける」。これだけで十分だと思いますよ。

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