教科書・用語解説
「もとにする量」「くらべる量」。用語の説明を何度読んでも、目の前の一文は式になりません。説明された概念と、問題文の言い回しのあいだが、つながらないままです。
止まった問題文を、そのまま入力してください。
問題文から、やるべきことがわかります。
入力された問題文は保存されません。毎回説明が変わるAIではなく、あらかじめ用意された対応表と照合します。
公式ではなく、問題文。
「AはBの3倍」も「差」も「二等辺三角形」も、
一言一言に、次にやるべきことが埋め込まれています。
問題文を読める子は、もう半分解けています。残りの半分は、そこから先の計算と式変形——慣れれば機械的にこなせる部分です。灘の問題も、教科書の問題も、この構造は変わりません。
計算はできるのに、文章題で手が止まる。
公式は覚えたのに、図形で手が出ない。
正体はどちらも同じ——「言葉を、式と着眼に翻訳する」一段が抜けているのです。
子どもが止まっているのは、「AはBの3倍です」という日本語を「A = B × 3」に置きかえる瞬間です。ところが、その瞬間のための道具が存在しません。
「もとにする量」「くらべる量」。用語の説明を何度読んでも、目の前の一文は式になりません。説明された概念と、問題文の言い回しのあいだが、つながらないままです。
手は速くなります。しかし鍛えているのは、式になった後の処理だけ。式になる前の一段は、1ページも扱われません。
型を教えます。しかし型に入る前に、問題文が読めていなければ、どの型かも選べません。分類の前に、翻訳があります。
解き方は無料で無限に返ってきます。しかし毎回説明が変わり、手元に対応表は残りません。引き直せる形になっていないのです。
図形も、構造は同じです。「二等辺三角形です」と書かれた瞬間に、底角が等しいと手が動くか。「AB=AC」の一文が、図のどこを見るかに変わるか。図形が苦手な子は、図が見えていないのではありません。条件の言葉が、見る場所に翻訳されていないのです。ひらめきと呼ばれているものの正体は、この翻訳が済んでいる状態にすぎません。
図形はセンス、と言われて終わります。しかし「二等辺→底角」「平行→錯角」は、センスではなく対応です。対応なら、辞典に載せられます。
面積や角度の公式は載っています。しかしどの条件のときにどの公式へ向かうか——手前の判断は、公式集のどこにも書かれていません。
説明ではなく、対応表。入試問題数万問から言い回しと条件の言葉を集め、出現頻度順に、式・図・着眼点への翻訳として引ける形に固定しました。分からない言葉を引く。翻訳を見る。例題を1問だけ解く。それだけです。
概念の説明ではなく、対応表。翻訳先は式のときも、図のときもあります。
1語1ページ、例題は1問。国語辞典と同じように引けます。
1問を解く全体図(フローチャート)を拡大すると連鎖があり、
連鎖を拡大すると、この辞典に載ることばがあります。
ひらめきは、この図のどこにもありません。
この辞典が配るのは、いちばん内側のことば。
連鎖と全体の流れは、スライド式が家庭に置きます。
思いつきで見出し語を並べた辞典ではありません。実際の入試問題を基盤にしています。
数万問の入試問題・演習問題を解析した、独自のデータベース。
「何倍」「〜あたり」「すれ違う」——式への翻訳が必要な言い回しを、出現頻度順に洗い出します。
頻度の高い言い回しから順に、翻訳の対応表と例題1問を備えた見出し語にします。