今回お話を伺ったのは、灘高校に通うA・Tさん。小学6年生の時からクリエートベースに通い、灘中学校の試験に合格したのは2020年1月のこと。
「たった一年通うだけで合格できたの!?」と思うかもしれませんが、苦手科目もあり試験の日はそこまで手応えがなったそうです。クリエートベースでどのような日々を送っていたのか、卒業生の合格体験談を見ていきましょう。
目次
クリエートベース卒業生・灘高校2年のA・Tさん
僕が受験したのは、今から5年くらい前です。忘れてることもあるかもしれませんが、今日はできるだけ役立てることをお話しできればと思います。
今は灘高校の2年生で、部活は柔道部に入ってます。黒帯の昇段試験でなかなか苦労しましたが、なんとか初段を取れました(笑)。今年の夏休みは友達と一緒に東京に行こうかと話してて、旅の計画中です。
量をこなし、自信をつけてから望んだ灘中受験
志望校はどこでしたか?また志望校をどのように決めましたか?
親から勧められたのと、「中学受験に受かれば学生生活は天国だ」って思ってたので、受験しようとは考えてました。関東の中学受験も考えたんですが、自分が大阪に住んでるっていうのが理由の一つ。あと、東京の中学受験って国語・算数・理科とかだけじゃなく、社会も必要になってくるんです。
けど、僕は社会が絶望的にできなかったんで、「社会の試験がない灘中学の方が自分の得意科目で勝負できるな」と思って、灘中学の受験を決めました。
灘中学校の試験対策はどのようなことを?
自信をつけるために、とにかく量をこなそうと問題を解けるだけ解いてました。試験を受ける前から不安に感じていると、本番では解けるものも解けなくなるので、「自分はできる!」みたいに自信を持っておくことが大事だと考えてたんです。
クリエートベースでもそう教えてもらってて、受験では点を取れるかどうかで合否が決まるので、解けない問題に詰まって不安になるよりも、自信を持って解き進めることが大事だと学びました。実際にそう考えるようになってからは、問題が解けるようになっていったので、「ほんまやったんや」と思うようになりましたね(笑)。
試験当日の手応えは?
灘中の試験は1日目と2日目に分かれてて、1日目に国語・算数・理科、2日目に国語・算数の試験がありました。受験する前の成績はけっこう良かったんですが、試験本番の1日目は「これ、落ちたかもな」って思うほど解けなかったんです。
その時も不安な気持ちを引きずってたら2日目もダメになるのが分かってたので、終わったことは諦めるようにしてました。ただ、1日目が終わった時は本当に絶望してましたね(笑)。
志望校に合格した時のことを教えてください
実はすべり止めで灘中以外の中学も受験してたんです。けど、灘中の合格発表がちょうど受験日と重なってて、入試が終わってからお父さんと一緒に電車で向かってました。
合格者の番号が体育館に張り出されてたんですが、僕が自分の番号を探してる間にお父さんが先に「あっ、ある!!」って見つけちゃって。僕以上に喜んでいた気がします(笑)。
合格発表の帰りにファミレスに寄って、僕の好きなパンケーキをご馳走してもらったのは今でも覚えてます。
中学受験をして良かったことはありますか?
塾での話になるんですが、中学受験の段階で小学校では教わらないことを学べたのは良かったと思います。例えば、算数だと小学校で教えてもらう解き方ではすぐに解けない問題もあるんです。
けど、その先の中学校で勉強する内容で「こうやれば早く解けるよ」って教えてもらえて、受験だけじゃなく学校での成績も良くなりました。小学生の段階で中学レベルのことを教えてもらえたので、灘中に入学してからも役になったなと思います。
自分がやらないと進まないからこそクリエートベースでの学びは大きい
クリエートベースを選んだ理由は?
小学6年生になるまで塾に行ったことがなかったんですが、大手の塾って集団授業がメインですよね。それよりも、一対一で教えてくれるクリエートベースの方が、先生が一人に対して教える時間とか内容が濃いので、ここに入ることを決めました。
クリエートベースに入ってみてどうでしたか?
一人の先生が複数の生徒に教える授業が普通だと思っていたので、クリエートベースの教え方を見た時はギャップが大きかったですね。初めは「こういう教え方で受験勉強できるんや」って思ったんですが、今では逆にこっちの方が自分に合ってたと思います。
塾に入って「変わったな」と感じることはありますか?
クリエートベースって、自分で問題を解き進めてから先生に見てもらい、アドバイスとかをもらいながらどんどん進めていく形式なんですよ。自分がやらないと何も進まないので、塾に通ううちに勉強に対して積極的な姿勢を持てるようになったと思います。
正直、塾に入るまでは「なんで勉強しないとあかんの?」って思うタイプだったんです。親に怒られたくないから勉強するような小学生だったので、自発的に勉強しないといけない環境だからこそ、勉強への姿勢が変わったと思います。
あまり勉強が好きではなかったんですか?
ちょっとネガティブな思い出ではあるんですが、塾で渡された問題が進んでないと怒られるんですよね。もともと僕の素行が悪かったというか、塾で寝てしまったり、隠れてiPadでゲームしてたりっていうのが何回かあって。今思うと本当に申し訳なかったなと思います。
ただ、それでも塾に入ってからは勉強するのが楽しくなっていったんです。スランプみたいに成績が急に下がることもありましたが、勉強を続けているうちに楽しくなって、勉強が辛いと思わなくなったのは印象的ですね。
どんな人がクリエートベースに合っていると思いますか?
僕もそうでしたが、自分では勉強しない人には合ってるかもしれません。塾で勉強してないと怒られるんですが、それがけっこう怖くて(笑)。だからこそ、そういう人に合ってると思います。
僕以外にも不真面目というか勉強してなかった子がいたんですが、塾に入ってからはちゃんと勉強するようになってましたね。
中学ではよく遊び、高校では少しずつ将来を見据える
入学前後での中学校の印象の変化を教えてください
やっぱり、日本一の学校って言われるくらい灘中は賢いと思うので、「勉強する人ばっかりかな」って想像してました。けど、そんなことは全然なくて、実際に入学してみたらみんなよく遊んでる印象です(笑)。
ただ、僕の場合は中学で遊びすぎたので、高校生になってから少し危機感もあります。来年は大学受験もあるので、最近はまた勉強を頑張ってます。
これから大学に進学してやりたいことはありますか?
小さい頃からゲームばっかりしていたので、「将来的にはそういう仕事をしたいなぁ」と考えてます。ただ、ゲーム関連の仕事はまだ選択肢の一つでしかなくて、まずは就職の手前の大学選びですかね。お父さんから東大受験を勧められてるので、東大のどの学部を受験するのかを考えていきたいです。
中学受験を頑張る後輩に向けてメッセージをお願いします
受験って、やらされてるだけで「しんどいなぁ」って感じる人も中にはいると思うんです。けど、実際に中学受験で志望校に受かったら、天国にいるみたいに楽しい時間を過ごせるんですよ。たしかに受験勉強は大変ですが、しんどい時間を乗り越えて「このために勉強する!」って頑張ったら、良い結果も出ると思います。
僕も最初は勉強をやらされてる感がありましたが、クリエートベースに入ってからは考え方が変わりました。もちろん人それぞれ自分に合う環境があると思いますが、中学受験を成功させたい人、勉強に対して苦手意識を持っている人はクリエートベースで学んでみても良いと思います。