トップお役立ち記事 › 読書感想文の書き方を徹底解説!本の選び方や読み方にもコツがある

読書感想文を書く意味はあるのか。読書感想文には何をどのように書けば良いのか。読書感想文が苦手な場合はどうするべきか。

本記事をご覧の方は、読書感想文の書き方について、様々な疑問や悩みを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、読書感想文の書き方について以下の6点を解説していきます。

本記事をご覧いただければ、苦手意識を克服し、上手な読書感想文を書くための具体的な方法を理解できます。

読書感想文を書くことで、読解力や表現力を身につけられるよう、ぜひ参考にしてください。

読書感想文が課題に出される意味

読書感想文が課題に出される意味

読書感想文は、夏休みにおける宿題の定番ともいわれていますが、なぜ課題として出されることが多いのでしょうか。

それは、次の学習効果が期待されるためです。

書き方のコツを知る前に、まずは読書感想文の必要性について理解を深めておきましょう。

読書の楽しさに触れる

読書感想文では、本を読んだり自分の考えを書いたりすることで、読書の楽しさに触れられます。自分の感想だけでなく、登場人物の気持ちや作者の意図についても思考を巡らせるため、単純に読書するよりも新たな発見や気付きを得られます。

また、様々な本と出会い、感受性や想像力を育めるのも読書感想文の魅力です。本を読むことが苦手なお子さんでも、読書感想文を書くことで本の面白さに気付き、興味の幅を広げられます。

読書感想文の課題が出されると、つい書き方にこだわってしまいますが、大切なのは読書の楽しさに触れることです。文章を書くのが苦手なお子さんは、まず様々な本を読んで読書を楽しむことから始めてみましょう。

自分の考えを伝える力を養う

読書感想文では、感想や意見を言語化するため、自分の考えを伝える力も養われます。

基本的に、読書感想文では本のあらすじだけでなく、印象に残った部分やそれについての感想・意見を書きます。より伝わりやすい文章を書くためには、ここで「面白かった」「驚いた」などの単純な表現で終わらせないことが大切です。

読書感想文では「なぜそう思ったのか」「今後の生活でどう生かしたいのか」を具体的に伝えようとすることで、語彙力や表現力を身につけられます。

自分の考えを伝える力は、中学受験や進学後、社会に出てからも求められるスキルです。読書感想文を通して、語彙力や表現力を磨いていきましょう。

読書感想文が苦手な理由

読書感想文が苦手な理由

多くのお子さんが、読書感想文に苦手意識を持つ理由は次の4つです。

お子さんの苦手意識を克服するために、ここでは読書感想文でつまずきやすいポイントを把握しましょう。

本の選び方がわからない

読書感想文を書くためには、本選びが欠かせません。しかし、本の選び方がわからないと読書を始めるまでに時間がかかり、途中で投げ出してしまう可能性があります。

本選びは、読書感想文の質を左右する大事な要素です。本を選ぶ時は、基本的に以下の2点を意識しましょう。

読書感想文では、読書の楽しさに触れることが大切です。そのため、読書感想文の題材を決める時は、お子さんが興味のある本を選ぶようにしましょう。

また、内容が面白くても感想や意見が思い浮かばなければ、良い読書感想文を書けません。共感できる部分、自分の経験と繋がるポイントがある本を選ぶと、読書感想文も書きやすくなります。

何を書けば良いのか分からない、時間がかかる

読書感想文は夏休みにおける宿題の定番といわれていますが、学校で書き方を教わる機会は案外少ないものです。そのため、何を書けば良いのかわからなくなり、苦手になるお子さんも多いでしょう。

読書感想文では、まず最低限書くべきことを押さえておく必要があります。読書感想文に書く基本的な内容は以下の通りです。

上記を意識して本を読み進めると、読書感想文を書く時も内容をイメージしやすくなります。それでも思い浮かばない場合は、本の内容について親御さんが質問をしてあげると、読書感想文に書く内容を整理できるでしょう。

指定された文章量が多い

指定された文章量が多いことも、読書感想文が苦手になる理由の一つです。

学校によって文章量は異なりますが、文部科学省が後援している「青少年読書感想文全国コンクール」では、文字数が以下のように指定されています。

参考元:応募要項丨青少年読書感想文全国コンクール

一般的に、低学年は200字詰め、中・高学年では400字詰めの原稿用紙が使われています。つまり、読書感想文を書くのに必要な文章量は原稿用紙3〜4枚分です。

書くのが苦手なお子さんは特に、読書感想文で原稿用紙を3枚以上使うことに抵抗を感じてしまうかもしれません。

まとまりのない文章になってしまう

頑張って書いても上手く文章をまとめられず、書くことが苦手になってしまう場合もあります。

たとえば、1,200字以内で読書感想文を書く時、本のあらすじだけで800字を超えてしまうと、肝心の感想や意見をしっかりと書けません。心に残った部分を最初に書いたり、あらすじを最後に書いたりした場合も、文章全体のまとまりがなくなってしまいます。

まとまりのある文章を書くためには「始め・真ん中・終わり」「起・承・転・結」などの構成を意識することが大切です。読み手に伝わりやすくなるよう、各段落における文字数の配分を考える必要もあります。

読書感想文では、全体の構成や段落ごとの文字数を事前に決めてから、書き始めるようにしましょう。

良い読書感想文の書き方3ステップ

読書感想文を書く時は、以下の3ステップを踏むのが基本です。

良い読書感想文を書くためには、各ステップでいくつかポイントを押さえる必要があります。最初から順に見たり、お子さんのつまずくポイントだけ確認したりして、できそうなものから実践しましょう。

ステップ1:本を選ぶ

ステップ1:本を選ぶ

読書感想文は、選ぶ本によって完成度が大きく変わります。良い読書感想文を書くためには、以下の3つを意識して本を選びましょう。

正しい本選びができると、自分の感想や意見が読み手に伝わりやすい読書感想文を書けるようになります。

共感できる本を選ぶ

読書感想文の題材を決める時は、お子さんが共感できる本を選びましょう。

小学生の場合、読書感想文では児童文学や小説などを選ぶのが一般的です。登場人物に感情移入できる本を選ぶと、お子さんの気持ちが動きやすく、感想や意見がスムーズに出てくるでしょう。

具体的には、以下の内容やテーマがおすすめです。

その他、著名人の伝記やノンフィクション作品も読書感想文には向いています。

本の中から共感できる部分をたくさん見つけられると、伝えたい内容が明確になって感想文を書きやすくなります。

課題図書もおすすめ

読書感想文の本は、課題図書もおすすめです。

課題図書とは「青少年読書感想文全国コンクール」で指定される本のことです。厳正な選定基準をもとに選ばれているため、お子さんが興味を持ちやすく、学年に合った難易度の本が揃っています。

たとえば、2024年には以下の課題図書が指定されました。

学年本のタイトル
低学年・アザラシのアニュー
・ごめんねでてこい
など
中学年・いつかの約束1945
・じゅげむの夏
など
高学年・ぼくはうそをついた
・ドアのむこうの国へのパスポート
など
参考元:課題図書丨青少年読書感想文全国コンクール

無理に課題図書から選ぶ必要はありませんが、図書館や書店で読みたい本を見つけられなかった場合は、上記も参考にしてみてください。

読書感想文にしづらい本には気を付ける

本の中には、読書感想文にしづらいものもあります。そのため、本を選ぶ時はお子さんと一緒に中身をチェックし、読書感想文にしやすいかどうか判断することが大切です。

たとえば、お子さんにとって興味・関心の薄い内容だと、名作であっても読書感想文は書きづらくなってしまいます。本の難易度が高く、お子さんの学力に合っていない場合も同じです。

読書感想文が苦手なお子さんの場合、写真集や科学の本もストーリーがないため、あまりおすすめしません。共感できる部分を見つけにくく、感想や意見が思い浮かばない可能性があるためです。

本を選ぶ時は、お子さんが興味を持てる内容であることはもちろん、読書感想文にしやすいかチェックした上で決めるようにしましょう。

ステップ2:本を読む

ステップ2:本を読む

読書感想文の題材が決まったら、次は以下のポイントに気をつけて本を読み進めましょう。

本を読む時は、感想文に書く内容を意識することが大切です。繰り返し本を読み、書きたい内容を頭の中で整理しましょう。

1回目は本を読むことを楽しむ

1回目は、読書感想文に書く内容を意識するよりも、読書を楽しむことを優先しましょう。

読書感想文に書くことを意識しても、本の内容を十分に理解しないまま、全体の構成や文章の中身を考えるのは大変です。1回目は読むことだけに集中し、2回目以降に共感した部分や印象に残ったフレーズを確認しましょう。

ただし、1回目では以下のポイントを意識してください。

本の内容を理解するためにも、読めない漢字があった場合は辞書や教科書で調べるようにしましょう。また、時間を区切ったり正しい姿勢で座ったりすることで、集中力を維持しながら本を読めます。

読みながら付せんを貼る

2回目以降は、本を読みながら付せんを貼りましょう。

付せんを貼る場所は、主に「心を動かされた部分」です。嬉しく感じた部分や驚いた台詞、感動した場面などに印をつけ、心の動きを整理しましょう。

ただし、付せんを貼りすぎると考えがまとまらなくなる可能性があります。小学生の場合、付せんを貼る枚数は2〜3枚にしましょう。

また、付せんを貼る時は「なぜそう感じたのか」「自分だったらどうしていたか」などを、別紙にメモしておくのがポイントです。メモにあらかじめ自分の考えを記録しておくと、本を読んだ時の感情をすぐ思い出せるようになり、感想や意見を具体的に書けます。

読後に構想メモを取る

本を読み終わった後は、読書感想文に書く内容をまとめた構想メモを取りましょう。構想メモに書く内容は以下の通りです。

ここで様々な感想や意見を引き出せると、オリジナリティのある読書感想文を書けるようになります。

本の概要

初めに、本を読んだ理由や読む前の印象、あらすじを書きましょう。

本を読んだ理由は「一度読みたかったから」「同じような体験をしたから」など、素直に書いてみてください。

読む前の印象も「悲しい話かなと思った」「表紙がカラフルでわくわくした」と感じたことをそのまま書きましょう。具体的にメモできると、感想文も書きやすくなります。

あらすじは「誰が・いつ・どこで・何をした」の4点をまとめるのがポイントです。

印象的なシーン

次に、本の印象的なシーンをメモしましょう。印象的なシーンは、読書感想文の中でも特に重要な部分です。

心を動かされた部分や好きな場面を書き写すだけでなく、その理由や自分が感じたことも具体的にメモしましょう。

また、印象的なシーンと似た体験をしていれば、それについても書きます。自分だけの体験を盛り込むことで、さらにレベルの高い読書感想文に近づけます。

お子さんが悩んでいる場合は、親御さんが質問を投げかけ、本の内容を深堀りしてみてください。

読んだ後の感想や意見

最後は、以下の内容をもとに本を読んだ後の感想や意見をメモします。

感想や意見に具体性を持たせる場合は「なぜ」「どうして」と、繰り返し自分に問いかけることがポイントです。お子さんの状況に応じて、親御さんもサポートしましょう。

その他

お子さんに余裕があれば、次の内容もメモしておきましょう。

様々な視点から自分の考えを書けると、読み手にインパクトを与える読書感想文になります。よりレベルの高い読書感想文に挑戦したい場合は、上記の内容も盛り込んでみましょう。

ステップ3:感想文を書く

ステップ3:感想文を書く

構成メモが完成したら、次は読書感想文を書きましょう。良い読書感想文を書くためには、以下の構成を意識することが大切です。

読書感想文の構成構成要素
三段落構成・始め
・真ん中
・終わり
四段落構成・第一段落:起
・第二段落:承
・第三段落:転
・第四段落:結

構成を意識して読書感想文を書くと、文章がまとまって読みやすくなります。

三段落構成

三段落構成は、一般的な作文でもよく使われています。以下の内容や文字数を意識して、文章を書き進めましょう。

段落内容文字数の配分
始め・本のあらすじ
・本を選んだ理由
10%
真ん中・心を動かされた部分
・印象に残ったシーンや台詞
・自分の感想や意見
70〜80%
終わり・読んだ後の感想や意見10%

良い読書感想文を書くためには、構成メモや上記の表を参考に、全体の見通しを立てることが大切です。

始め

「始め」には、本のあらすじ・本を選んだ理由を書きます。「始め」の文章量は、全体の10%ほどです。

たとえば、本を選んだ理由が「一度読みたかったから」の場合は、以下のような文章が書けるでしょう。

このように、本を選んだ理由や背景を具体的に書くと、自分の気持ちがより鮮明に伝わり、読み手の興味を引けます。

本のあらすじについては、長文になりやすいため注意が必要です。構成メモを見て要点を絞り、短く簡潔にまとめましょう。

真ん中

「真ん中」には、心を動かされた部分・それに対する自分の感想や意見を書きます。文章量は全体の70〜80%ほどで、読書感想文のメイン部分となります。

心を動かされた部分や、それに対する感想・意見は次のように書きましょう。

感想を書く時は、自分の体験と結びつけることで説得力が増します。嬉しい、悲しいなどの単純な表現を使わないように意識すると、読み手に伝わりやすい読書感想文を書けるでしょう。

終わり

「終わり」には、本を読んだ後の感想や意見を書きます。文章量は全体の10%ほどですが、読み手に強い印象を残すよう、具体性のある文章を書くことが大切です。

「終わり」の文章を書く時は、下記の例を参考にしてみてください。

「本を読んで学んだこと」「今後の生活にどう生かすか」「本を読む前後の変化」などを詳細に書けると、読み手に好印象を与える読書感想文になります。

四段落構成

読書感想文には「起・承・転・結」の四段落構成もあります。各段落の内容や、文字数の配分は以下の通りです。

段落書く内容文字数の配分
・本との出会い
・本を選んだ理由
・本を読む前の自分
10%
・本のあらすじ10%
・心を動かされた部分
・印象に残ったシーンや台詞
・自分の感想や意見
60〜70%
・読んだ後の感想や意見10〜20%

読書感想文が苦手なお子さんには三段落構成がおすすめですが、書きたい内容に合わせて四段落構成も検討しましょう。

第一段落:起

「起」の段落では、本との出会い・本を選んだ理由・本を読む前の自分について書きます。文章量を全体の10%ほどに収めつつ、以下の流れで書きましょう。

「起」では、本との出会いによって、自分の価値観や生き方が大きく変わったことを示唆すると、読み手の興味を引きつけられます。

第二段落:承

「承」の段落には、本のあらすじを書きます。文章量は全体の10%ほどしかないため、説明が長くならないように気をつけましょう。

あらすじを簡潔に書くポイントは、物語の核となる部分に必要な情報を足していくことです。「桃太郎」を例にすると、以下の手順で物語の内容をまとめられます。

手順あらすじ
誰が何をする話なのか一言でまとめる桃太郎が鬼退治をする話
必要な情報を1〜2つ加える桃太郎が犬・猿・キジを仲間にして鬼退治をする話
その後どうなったか(何をしたか)を付け足す桃太郎が犬・猿・キジを仲間にして鬼退治をし、宝を村に持ち帰った話

あらすじを書く時、構成メモの内容を全て書き写す必要はありません。あらかじめ決めた文字数に収まるよう、重要度の高い情報を取捨選択しましょう。

第三段落:転

「転」の段落には、印象に残ったシーンや台詞・自分の感想や意見を書きます。「転」の文章量は、全体の60〜70%ほどです。

小学生の場合、印象に残った場面は2〜3個書きましょう。伝えたいことを複数書く時は、以下の形式に文章を当てはめると読みやすくなります。

このように、心を動かされた部分や自分の感想を順序よく伝えることで、読み手はスムーズに内容を理解できます。

感想や意見を書く時は、自分の体験と結びつけたり主人公の視点から考えたりすると、より優れた読書感想文になるでしょう。

第四段落:結

「結」の段落は、三段落構成の「終わり」と同じく、本を読んだ後の感想や意見を書きます。文章量は、全体の10〜20%ほどです。

良い読書感想文を書くためには、本に対する具体的な感想や意見だけでなく、以下の内容も盛り込んでみましょう。

構成メモに、作者の意図や本を読んで学んだことを細かく記録しておくと、読み手に強い印象を残す読書感想文を書けるようになります。

原稿用紙に清書する時のポイント

原稿用紙に清書する時のポイント

基本的に、読書感想文は原稿用紙に清書します。原稿用紙を正しく使うために以下のポイントを押さえましょう。

原稿用紙の使い方を覚えると、見た目が整った読みやすい読書感想文を書けます。

タイトルと名前

読書感想文のタイトルは、最初の行に書きます。一番上から2〜3マス空けて書き始めましょう。

名前はタイトルの隣の行です。一番下から1〜2マス空けて書きます。

読書感想文のタイトルは、大抵の場合「◯◯(本の名前)を読んで」と形が決まっています。ただ、タイトルを自由に決めても良い場合は、本文を書き終わった後に考えましょう。

特に印象的だったシーンや自分の感想を振り返ることで、読み手の興味を引くタイトルを考えられます。

段落の書き方

原稿用紙を使う時は、段落の書き方にも気をつけましょう。段落ごとに正しく改行しないと、全体的に読みにくくなってしまいます。

基本的に、段落を変えるタイミングは話の内容が切り替わる時です。段落を変える時は、改行した後に一番上のマスを空けて書き始めましょう。

読書感想文を書く時は、特に「真ん中」「転」の段落で改行を意識してください。一つの場面について感想を書き終えたら改行し、新しい段落を作ってから次の内容を書くのがポイントです。

会話文の書き方

読書感想文では、登場人物の台詞を書く時に会話文を入れることもあります。会話文を書く時は改行し、かぎかっこ(「」)を使うのが基本です。

会話文を書く時は、一番上のマスに始めのかぎかっこ(「)を書きます。終わりの句点(。)と、とじかっこ(」)は同じマスに入れましょう。

なお、かぎかっこは会話文だけでなく、語り手の言葉を引用する時に使う場合もあります。

そのほかの書き方のルール

原稿用紙の使い方には、他にも以下のルールが存在します。

句読点が行頭に来る場合は、行の終わりに文字と一緒に入れるか、欄外に書きましょう。漢数字は基本的に「十五」「二千八百」と書きますが、西暦については「二〇二四」という表記になるため、注意が必要です。

【学年別】小学生の読書感想文の書き方のコツ

【学年別】小学生の読書感想文の書き方のコツ

小学生が読書感想文を書く時は、学年ごとに以下のコツを押さえておきましょう。

学年書き方のコツ
小学校低学年まで・自分の意見を書く
・あらすじだけを書かない
小学校高学年から・読む人のことを考えて書く
・作者の意図をくみ取る

上記の他にも、より良くなる読書感想文の書き方をご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

小学校低学年まで

小学校低学年(1〜3年生)が良い読書感想文を書くためのコツは、次の2つです。

低学年のうちは、読書を楽しんだり文章を書くことに慣れるよう、親御さんがサポートしてあげましょう。

自分の意見を書く

低学年の読書感想文では、自分の感想や意見を引き出し、表現することが大切です。本を読み終えた後、お子さんに色々な質問をして素直な感想や意見を聞き出しましょう。

たとえば、本の感想について「面白かった」と答えた場合は「なぜだろう」「どの部分が面白かったのかな」と、さらに質問を重ねることで具体性が増します。

具体的な感想や理由を聞き出せたら、読書感想文を書く時に活用するためのメモを残しておきましょう。

あらすじだけを書かない

あらすじを書く時、多くのお子さんは「◯◯が、〜して、〜をしてから…」と長くなりがちです。しかし、読書感想文では自分の感想や意見が重視されるため、あらすじは短くまとめなければなりません。

あらすじについても、親御さんが「どんなお話かな」「誰が何をするのかな」と質問を投げかけて情報を整理しましょう。

あらすじを短く簡潔にまとめられると、感想・意見の中身が充実し、読みごたえのある読書感想文になります。

小学校高学年から

小学校高学年(4〜6年生)からは、次に挙げる2つのコツを押さえましょう。

自分の思いを伝えるだけでなく、読み手や作者に視野を広げることで、よりレベルの高い読書感想文を書けるようになります。

読む人のことを考えて書く

高学年では、読む人のことを考えて読書感想文を書けるようにしましょう。具体的には、以下の2点を意識します。

高学年では、読み手が納得できるような具体性のある文章が求められます。そのため、積極的に具体例を挙げたり自分の体験と結びつけたりして、伝わりやすい文章を書くことが大切です。

さらにレベルを上げる場合は、読み手の興味を引く内容やタイトルも考えるようにしましょう。

作者の意図をくみ取る

高学年のお子さんが読書感想文を書く時は、作者の意図をくみ取った内容を盛り込むことで、読み手に印象を残せます。「作者の意図をくみ取る」とは、作者の思いや読者に伝えたいメッセージについて、思考を巡らせることです。

「本の題名を◯◯にした理由はなんだろう」「最後の言葉に込められた意味とは」と作者の意図を推測し、それに対する自分の考えを書くことで、オリジナリティのある読書感想文になります。

より良くなる読書感想文の書き方

中高生向けの内容にはなりますが、読書感想文を書く時は以下の2つを意識することで、さらに高いレベルの文章を書けます。

「読書感想文をスラスラ書ける」「もっとクオリティの高い読書感想文を書きたい」という方は、ぜひ取り入れてみてください。

論理的な文章を心がける

より良い読書感想文を書くためには、論理的な文章を心がけましょう。話の趣旨が、最初から最後まで一貫するように意識することがポイントです。

たとえば「この本を通して家族の大切さを学んだ」と伝える場合、家族に関するエピソードを具体的に挙げると、話の軸が通って読みやすくなるでしょう。

また、論理的な文章を書くためには、接続詞を正しく使うことも大切です。読書感想文を書き終えたら全体を見直し、文と文の意味が繋がっているか確かめましょう。

社会問題やニュースなどと関連付ける

読書感想文を書く時、社会問題やニュースなどと関連付けて説明すると、読み手が納得できる文章になります。考えの根拠となる情報を示すことで、信頼性が高まるでしょう。

読書感想文に盛り込む場合は、以下の内容が考えられます。

社会問題やニュースと関連付けた文章を書くためには、日頃から時事問題をチェックしておくことが大切です。

親御さんのサポート

保護者のサポート

小学生の場合、良い読書感想文を書くためには親御さんのサポートが重要です。お子さんが読書感想文をスムーズに書けるよう、以下の4つを実践してみましょう。

慣れないうちは親御さんがサポートし、自信をつけることで徐々に自分の力でも取り組めるようになります。

本の読み聞かせ

低学年の場合は特に、本を読むことが苦手で読書感想文に取り組めないお子さんが多いかもしれません。そこで、親御さんによる読み聞かせを検討しましょう。

読み聞かせをする時は、次の3点を意識します。

10分程度で読み終わる本だと、お子さんが飽きにくく親御さんも疲れません。本を読みながら「次はどうなるかな」「この人は誰かな」とクイズを出すことで、読書が苦手なお子さんでも物語の世界に入り込めるでしょう。

また、読み聞かせ後は本の内容や感想について会話をすると、読書感想文に何を書けば良いか明確になってきます。

本を選ぶ際は候補を用意してあげる

本を選ぶ際は、親御さんが何冊か候補を用意しましょう。読書が苦手な場合、膨大にある本の中から題材を選ぶのは大変です。お子さんが興味を持ちそうな本を用意してから選ばせてあげると、余計な時間がかかったり本選びに失敗したりすることを防げます。

本を用意する時は、以下の2点に気をつけましょう。

わかりやすいストーリーの本を用意してあげると、登場人物や主な出来事を整理しやすく、読書感想文を書くのも楽しくなります。

また、漢字が多い本は、お子さんが読書嫌いになる原因の一つです。漢字が少なかったり、ふりがなが付いていたりする本を選んでおくと、読書が苦手なお子さんでも抵抗感なく読めるでしょう。

書く前に親子で話し合う

小学生の場合、本に対する感想や意見があっても、それを上手に言語化できない傾向にあります。そのため、読書感想文を書く時は、事前に親子で本の内容について話し合い、簡単なメモを取ってあげることで言語化のサポートをしましょう。

親子で話し合いをする時は、以下の質問を投げかけるのがおすすめです。

どうしても答えられない様子であれば「ママはこう感じたよ」「パパはこのシーンが好きだったな」と、親御さんが感じたことを伝えるようにすると、お子さんの感想を引き出せるかもしれません。

内容を深掘りする質問をする

読書感想文を書く前に親子で話し合う時は、本の内容について深堀りする質問もしましょう。具体的な質問項目は、以下の通りです。

低学年の場合は「なぜ」「どうして」と質問を繰り返しつつ、感想や意見を深堀りするのがおすすめです。高学年であれば、様々な角度から質問したり、親御さんの意見も伝えたりすると深く考察できます。

質問をしながら本の内容や感想を深堀りすることで、足りない情報を補ったり思考を深める手助けをしたりしましょう。

まとめ

まとめ

本記事では、読書感想文の書き方についてご説明いたしましたが、特に大切なポイントは次の3つです。

親御さんがサポートする時は、優れた読書感想文を書くことだけでなく、お子さんが読書や作文を楽しむことも重視しましょう。本を読んで新たな学びがあったり、それを上手に伝えられたりすると、読書感想文に対する苦手意識を克服できるかもしれません。

本記事の内容をもとに、読書感想文の書き方をマスターし、お子さんの持つ力をさらに伸ばせるよう心からお祈り申し上げます。

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