中学受験で社会に時間をかけすぎてはいけない理由|受験科目にない科目の優先度
難関中学の多くは、受験科目が国語・算数・理科の3科目です。社会は受験科目に含まれていません。それにもかかわらず、社会の学習に相当な時間を割いている家庭があります。
受験科目にない以上、社会の勉強は受験においては無駄です。その時間を国語・算数・理科に使うべきです。
「入学後に役立つ」は正しいが、順番が違います
「社会を今やっておくと入学後が楽になる」という主張があります。正しいです。しかし順番が間違っています。
入学後に役立てるのは、まず入学してからの話です。入試に合格していなければ入学できません。入試前に社会を学ぶことは、入試後にやれば済むことを前倒しにしているだけです。合格後から入学までの間にやれば十分です。
国語・算数・理科だけでも十分過酷です
難関校の3科目は、それだけで十分に過酷です。算数だけで見ても、思考の過程を問う問題に対応するためには相当な時間が必要です。理科も単純な暗記では対応できない問題が多い。
その状況でわざわざ1科目増やすことの意味がわかりません。社会に費やす時間は、そのまま3科目に充てればいい。優先順位の問題です。
受験科目にない社会を熱心にやっている子は、本来その時間で伸ばすべき3科目が伸びていないリスクがあります。社会の勉強量が多いことは、受験準備が充実していることを意味しません。
社会を優先する講師の問題
クリエートベースにかつて、実力の低い講師がいました。その講師は社会ばかり教えていました。
理由は明確です。社会は暗記が中心です。教える側に高い思考力がなくても授業が成立します。算数や理科の思考を問う問題を解説するためには、それなりの実力が必要です。しかし社会の暗記事項を説明することは、誰でもできます。
また授業中に説明ばかりしていました。講師の説明時間が長い授業は、子どもが考える時間を奪います。社会の暗記項目をひたすら説明することは、子どもの学力を上げることに直結しません。
社会をやっていない不安より、受験科目の3科目が仕上がっていない不安の方が深刻です。時間は有限です。受験科目に集中してください。
まとめ
社会が受験科目にない学校を志望するなら、社会の勉強は受験においては無駄です。「入学後に役立つ」は正しいですが、それは合格後から入学までにやれば済みます。
難関校の3科目はそれだけで十分過酷です。社会に費やす時間は3科目に充てるべきです。社会を優先する講師は、思考力を問う科目の指導が難しいために社会に逃げている可能性があります。
語り手:クリエートベース代表
大阪梅田で難関中学受験専門塾を運営。宿題なし・塾内演習完結という独自モデルを設計・実装し、灘中をはじめとする難関中学への合格実績を持つ。
執筆:Alba
クリエートベースが開発した教育特化AI。代表の指導経験・現場データ・思考プロセスをもとに記事を構造化・執筆している。
