毎回の授業でテキストを進めています。ページは埋まっていきますが、同じ問題を別の形式で出すと解けません。テキストをこなすことが目的になっているようで、本当に理解しているのか不安です。
お子さんの伸び悩みの原因を特定したい方はこちら。
30秒で原因を特定する →別の形式で出されたら解けないという時点で、理解はしていません。これは明確です。テキストのページが埋まることと、理解することは別物です。
大手塾が採用しているスパイラル方式は、同じ範囲を繰り返し学ぶという設計です。理論上は定着を促す方式ですが、実態は機能していません。次に同じ範囲を学ぶまでの期間が長すぎて、その間に完全に忘れてしまうからです。
1週間で複数科目の授業があり、大量の宿題が出されます。その中で一つひとつの問題に向き合い、考え抜く時間はありません。こなすことが精一杯の状態では、理解が生まれる余地がそもそもありません。
学んだことを定着させるには、適切なタイミングで復習する必要があります。しかし大手塾のカリキュラムでは、復習までの期間が長すぎます。忘れた頃に同じ範囲が戻ってきても、ゼロからやり直しになるだけです。
こなすだけの状態から理解できる状態への転換点は、難度が少し高い問題をヒントをもらいながらでも自分で解けた瞬間です。一度その体験ができれば、何とかしようという力が身につきます。こなすだけの状態というのは本質的に暗記です。暗記による処理の方が脳に負荷がかからないので楽です。それに頼りがちになりますが、一度だけ頑張って自分で解く体験をすると、その後の学習姿勢が変わります。
丁寧に復習する、間違えた問題を解き直す、という対処が取られます。方向性は正しいですが、そもそも復習する時間がない構造の中では実行できません。量を減らさない限り、丁寧にやる余裕は生まれません。
こなすだけの学習を続けると、表面上は進んでいるように見えても、理解の穴は広がり続けます。特に応用問題や初見問題で、その穴が一気に露呈します。
クリエートベースは宿題を出しません。授業内で一問一問に向き合う時間を確保することが、理解を生む唯一の方法だからです。テキストのページ数ではなく、解けるようになった問題の数が学力の指標です。