受験を控えて、子どもより自分の方が精神的に追い詰められています。不安で眠れない日もあります。このまま受験本番まで耐えられるのか、自分自身がしんどいです。
これらの悩みのほとんどは、家庭が学習に関与しすぎることで起きています。
クリエートベースは、保護者が学習に介入しなくていい設計になっています。
受験期に親が精神的に追い詰められることは珍しくありません。しかしその状態は、悪質な業者や講師にとって格好の標的になります。これは現在、かなりの社会問題になりつつあります。
「お母さんのメンタルを整えることが合格への近道」「親が変われば子どもが変わる」——こうした名目で、月額数万円から数十万円の親向けコーチングや講座を売りつけるケースがあります。受験の不安を入口に、教育とは無関係な商品に誘導するビジネスモデルです。
親身に相談に乗り、頻繁に連絡をとり、「私だけがわかってくれる」という関係を築く講師がいます。その結果、必要のない追加授業を契約させる、塾を変えられなくする、判断力を鈍らせるという構造が生まれます。C7でも触れましたが、母親の相談に嬉しそうに乗る講師は要注意です。
弱っているときほど、「解決してくれそうな人」に依存したくなります。冷静な判断ができない状態では、高額でも「これで救われるなら」と感じてしまいます。悪意ある業者はその心理を熟知しています。
追い詰められているときに冷静な判断をするのは難しいですが、いくつかの基準を持っておくことが自衛になります。
塾や教育サービスへの支出は、子どもの学力向上に直接つながるものかどうかを基準にしてください。親のメンタルケア、コーチング、受験コンサルといったサービスは、その効果を客観的に測ることができません。「気持ちが楽になった」という感覚は、金額に見合う根拠にはなりません。
親の相談に熱心に乗る講師ほど、指導の実力から目を向けさせようとしている可能性があります。その講師は実際に問題を解けますか。授業の質を確認せずに、人間関係だけで塾を選び続けることは危険です。
率直に言います。親が追い詰められていることへの対応は、クリエートベースの仕事の範囲外です。私たちが提供できるのは、子どもの学習に関する正確な情報と、適切な指導だけです。「今週何をやったか」「どこが弱いか」「このままで間に合うか」——学習面の不安については、根拠を持ってお答えします。