塾から言われたことは全部やっています。宿題も欠かさずこなし、指定された教材も全部終わらせています。先生からも「よく頑張っています」と言われます。それなのに模試の偏差値は上がりません。言われた通りにやっているのに、なぜ結果が出ないのかわかりません。
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30秒で原因を特定する →この状況には2つの可能性があります。本当に全部やれているか、そうでないかです。
塾の指示通りに全部こなして成績が上がらないのであれば、塾側の指示が間違っているということです。責任は塾にあります。ただし、本当に全部やれているケースは案外少ないのが実態です。親の認識と実際の状況に差があることが多い。
「よく頑張っています」という評価を文字通りに受け取ると、「私の出した指示に従ってよく頑張っているが、成績は上がっていない」ということになります。つまり、成績が上がらない指示を出していることを、塾側が自ら認めている言葉です。この評価には実質的な意味がありません。
実際のところ、本当に全部やれているケースは少ない。原因は3つです。そもそもの指示がずれている、現実的でない量を指示している、そもそもやっていない——このいずれかです。わざわざ精査する必要もありません。指示を出した塾側が個別の状況を把握していないのであれば、指示の正確性を担保できないからです。
成績が上がらないと、塾側は「もう少し量を増やしましょう」「復習を丁寧にしましょう」と言います。しかし指示の方向性が間違っていれば、量を増やしても結果は変わりません。むしろ消耗するだけです。
正しくない指示を忠実にこなし続けることは、時間と体力の消耗です。「頑張っているのに報われない」という状態が続くと、学習意欲そのものが失われます。
「よく頑張っています」という評価しか出てこない塾は、個別の状況を診断していません。成績が上がる指示とは、お子さんの現状を把握した上で、何をどの順番でやるかを個別に設計したものです。