演習の意義 その1

過去問についての記述が続いていますので、それと併せてお読みいただきたいと思います。

詰まるところ、入学試験であれ、資格試験であれ、およそ、合格者の選抜のために実質される試験のために勉強するのであれば、スタイルは、ただ一つ。

問題を解く→採点する→直しをする

このくり返しのみ、です。

復習テストのためのテキスト学習であれ、過去問であれ、同じことです。

復習テストや各種模擬試験は、採点の部分を、そこにいない誰かがしてくれている、という違いがあるだけで、こと、試験での合格を目指すのであれば、すべて、有効なスタイルは同じです。

ここで、よく誤解されるのは、直しをする、という部分ですが、単に問題を解き直す、ということではなく、何かしら考えのヒントが必要になります。

例えば、国語の場合、自学自習する際には、解答を見て、その解答の根拠となる部分を設問や問題文中から探す、という作業をする、ということになります。記述であれば、その探し出した根拠をもとに、再度、答案を書く、ということになります。

個別指導塾の良否を判断する場合、この、直しに際して、どの程度のアドバイスをなされるかが、一定の基準になります。

シンプル、かつ、本質的な解説・ヒントで、生徒が次へと進めるかどうか。このアドバイスに、常時、延々と時間を費やしたり、一方向的に語り続けるということであれば、その指導は、個別指導ではなく、個人対象の演説であるとお考えになるほうがよいかと思われます。

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